大阪には歴史的建造物が多く残り、戸建て住宅が連なったような建物が見受けられます。
西成区でも連棟住宅と呼ばれるこの建物があり、別名テラスハウスとも呼ばれます。連棟住宅は一棟の建物に複数の住戸があり、プライバシーを確保しながら集合住宅のように暮らすことができます。
しかし、連棟住宅を売却する場合は注意点があります。
本記事では、連棟住宅の特徴や切り離しについての注意点をご紹介します。

■連棟住宅（テラスハウス）とは？ 切り離しは可能？
連棟住宅は、建物を複数の住戸が共有し、個々の住戸にはプライバシーを確保する玄関があります。
連棟住宅にはテラスハウスとタウンハウスの2種類があり、テラスハウスは敷地を分筆して各住戸が単独で所有権を持ち、タウンハウスは一つの敷地を共有します。
連棟住宅は建物全体を一戸として建築されているため、勝手に切り離して単独で建て替えることはできません。
また、複数の所有者がいる場合は住人全員の同意が必要になります。

■連棟住宅を高く売却するためのポイント
連棟住宅を高く売却するには、2つのポイントを押さえておく必要があります。

ポイント1.　土地と建物の境界を確定させる
境界がはっきりしない土地建物は、売却に問題が生じる可能性があります。
新しい住宅地であれば、境界標が埋め込まれており、比較的簡単に判断ができますが、農地から宅地に転用された土地や古い住宅地では、境界が不明確な場合が多々あります。
境界がはっきりしないと、売却前に隣地所有者とのトラブルが生じるかもしれませんので、注意が必要です。

ポイント2.　所有者全員が同意書に署名する
連棟住宅を売却またはリフォームする際に、所有者全員が切り離しの同意書に署名することが必要です。
複数の所有者が1棟の建物を区分所有するため、切り離しするためには全員の同意が必要となります。老朽化による建て替えを行う際にも同様で、所有者全員の同意が必要です。
切り離し同意書や印鑑証明書を取得しておくことをお勧めします。

株式会社ライズホームは、連棟住宅の売却にも対応しております。
どのような不動産でも査定可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。